奈良公園の西側に伽藍を構える法相宗の大本山です。藤原鎌足の妻・鏡大王が669年に山城の山階に建てた山階寺に始まり、飛鳥の厩坂寺を経て、710年の平城京遷都とともに藤原不比等が今の地へ移して興福寺と名付けたと伝わります。藤原氏ゆかりの大寺として栄えましたが、平安時代末の平氏による焼き討ちをはじめ、たび重なる火災に遭い、そのたびに堂塔を建て直してきました。いま見られる五重塔と東金堂は室町時代の再建で、2018年には中心となる中金堂がおよそ300年ぶりに再建されています。国宝館には阿修羅像など天平の仏像が並び、西国三十三所の札所である南円堂は年に一度だけ本尊が開扉されます。1998年に「古都奈良の文化財」の一つとして世界遺産に登録されました。
見どころ
- 五重塔(国宝):応永33年(1426)ごろの再建で、奈良の町並みの象徴として親しまれる。現在は2031年ごろまでの予定で保存修理中(Wikipedia)
- 中金堂:江戸時代の享保2年(1717)に焼失したのち仮堂の時代が続き、2018年10月に再建が完成した寺の中心堂宇
- 国宝館:阿修羅像をはじめとする八部衆像や、千手観音菩薩立像など、天平〜鎌倉時代の仏像を多数展示する
- 東金堂(国宝)と北円堂(国宝):東金堂は室町時代の再建。北円堂は八角形の堂で、春と秋の特別開扉のときに運慶一門の仏像を拝める
- 南円堂:西国三十三所の第9番札所で、本尊の不空羂索観音は年に一度、10月17日にだけ開扉される
参拝の案内
- アクセス
- 近鉄奈良線「近鉄奈良駅」から徒歩約5分
- JR「奈良駅」から三条通りを東へ約1.2km(徒歩)、または奈良交通バス「県庁前」下車
- 駐車場
- あり 寺の駐車場(普通車最大46台・バス最大16台)、9:00〜17:00。乗用車1回2,000円、タクシー1回1,000円、大型バス・マイクロバス2時間3,000円(公式)
- 拝観時間
- 中金堂・東金堂・国宝館は9:00〜17:00(入堂受付は16:45まで)、年中無休。共通券の販売は16:00まで(公式)
- 拝観料
- 中金堂500円・東金堂500円・国宝館900円(いずれも大人・大学生の個人料金)。中金堂・東金堂・国宝館の共通券は大人・大学生1,600円、中高生1,100円、小学生600円。中高生・小学生料金、30名以上の団体料金、身障者料金あり。現金のみ(公式)
- 御朱印
- 授与あり(形式は確認中) 境内の納経所で9:00〜17:00(最終受付16:30)。南円堂・一言観音堂・東金堂(各御詠歌もあり)、令興福力、千手観音(国宝館)、中金堂の御朱印があり、北円堂は開扉中のみ。諸堂に参拝してから受けるよう案内されている(公式)。納経料・直書き/書き置きの別は公式に記載なし
- 人が集まる行事
- 大般若経転読会(10月17日)。南円堂の本尊が年に一度だけ開扉される
- 北円堂の春・秋の特別開扉(4月と10月ごろ)
- 薪御能(5月第3金曜・土曜)
由緒・信仰
- 創建
- 天智天皇8年(669)、藤原鎌足の妻・鏡大王が山階陶原(山城国)に建てた山階寺が始まりと伝わる。のち飛鳥の厩坂寺を経て、和銅3年(710)の平城京遷都の際に藤原不比等が現在地へ移し、興福寺と名付けた
- 主な行事
- 修正堂参(1月1日)
- 追儺会(節分の日)
- 仏生会(4月8日)
- 放生会(4月17日)
- 薪御能(5月第3金曜・土曜)
- 弁才天供(7月7日。三重塔の弁才天を開扉)
- 大般若経転読会(10月17日。南円堂を年に一度開扉)
- 塔影能(10月第4土曜)
- 慈恩会(11月13日)
- 北円堂の特別開扉(春と秋。日程はその年のお知らせで告知)
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参考にした資料(7件・2026-10-21確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。