京都・東山の音羽山の中腹に建つ北法相宗の大本山で、西国三十三所の第16番札所です。奈良時代の終わりに延鎮上人が音羽の滝のそばで観音を祀ったのが始まりとされ、のちに坂上田村麻呂の帰依を受けて伽藍が整いました。寺の名は今も境内に流れ落ちる滝の清らかな水にちなみます。いまの本堂は江戸初期に徳川家光の寄進で再建されたもので、崖からせり出した「清水の舞台」を太いケヤキの柱が組み合わさって支え、国宝に指定されています。舞台からは四季の景色と京都の街を見渡せ、春の桜や秋の紅葉の時期には夜間特別拝観も行われます。1994年に「古都京都の文化財」として世界遺産に登録。音羽の瀧や胎内めぐりの随求堂、朱塗りの三重塔など、見どころが境内に連なります。
見どころ
- 本堂と清水の舞台(国宝):寛永10年(1633)に徳川家光の寄進で建て直された。崖に張り出した舞台を139本ともいわれるケヤキの長い柱が支える「懸造」で、京都の町並みを一望できる
- 音羽の瀧:寺の始まりと寺名の由来になった滝。3本の筧から落ちる水を柄杓に受け、心身の清めや願いの成就を祈る
- 三重塔(重要文化財):1632年に再建された高さ約30mの塔で、国内最大級の三重塔。京都の町からよく見え、古くから寺の目印になっている
- 随求堂の胎内めぐり:1735年建立のお堂。願いをかなえるとされる大随求菩薩を祀り、真っ暗な堂の下をたどる胎内めぐりが体験できる
- 仁王門と奥の院:応仁の乱で焼けたのち1500年前後に再建された正門(重要文化財)と、音羽の瀧の真上に建ち本堂と同時期に再建された奥の院(重要文化財)
参拝の案内
- 住所
- 〒605-0862 京都府京都市東山区清水1丁目294
- アクセス
- JR京都駅・京阪「七条駅」から京都市バス206系統(東山通 北大路バスターミナルゆき)または100系統(清水寺・祇園・銀閣寺ゆき)「五条坂」下車、徒歩約10分
- 阪急「京都河原町駅」・京阪「祇園四条駅」から京都市バス207系統(東福寺・九条車庫ゆき)「清水道」下車、徒歩約10分
- 京阪本線「清水五条駅」から徒歩約25分
- 駐車場
- なし 境内に駐車場はない。近くの京都市営駐車場や周辺の一時預かり駐車場を利用。寺は公共交通機関やタクシーの利用を勧めている(公式)
- 拝観時間
- 6:00開門、18:00閉門(7・8月は18:30閉門)。閉門時間は季節や行事で変わる。春・夏・秋の夜間特別拝観の期間は21:00受付終了(公式)
- 拝観料
- 本堂を含む有料エリアの拝観料は大人500円、小・中学生200円(西国三十三所札所会・るるぶ)。団体割引なし。障がい者手帳の所持者と付き添い1名は無料(公式FAQ)
- 御朱印
- 授与あり(形式は確認中) 納経所で授与。公式では授与は8:00頃から、西国三十三所札所会の案内では納経時間8:00〜17:00。西国三十三所第16番札所の御朱印を受けられる。納経料は公式・札所会とも記載なし
- 混雑する時期
- 毎月17日・18日の観音縁日は多くの参詣者でにぎわう(公式の行事案内)
由緒・信仰
- 創建
- 宝亀9年(778)、延鎮(賢心)が音羽山の滝のほとりで観音を祀ったのが始まりと伝わる。のちに坂上田村麻呂が帰依して堂を寄進したとされる
- 主な行事
- 修正会(1月1日〜7日)
- 修二会(2月1日〜3日)
- 青龍会(3月15日・4月3日・10月15日、14:00〜15:30)
- 春の夜間特別拝観(3月下旬〜4月上旬)
- 千日詣り・本堂内々陣特別拝観(8月9日〜16日)
- 夏の夜間特別拝観(8月14日〜16日)
- 秋の夜間特別拝観・成就院庭園特別公開(11月下旬)
- 観音縁日(毎月17日・18日)
- 除夜の鐘(12月31日)
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参考にした資料(9件・2026-10-19確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。