京都・東山の月待山のふもとにある臨済宗相国寺派の禅寺です。室町幕府8代将軍の足利義政が晩年を過ごすために造った山荘「東山殿」が、義政の死後の延徳2年(1490)に寺へ改められました。正式には東山慈照禅寺といい、相国寺の境外塔頭にあたります。通称の由来となった観音殿(銀閣)は、下層を住宅風、上層を禅宗様の仏堂とした二層の楼閣で、室町時代の山荘建築を今に伝えています。同じく国宝の東求堂には、のちの和室の原型ともいわれる四畳半の書斎「同仁斎」が残ります。白砂を盛った銀沙灘・向月台と、錦鏡池を巡る庭園は特別史跡・特別名勝に指定され、平成6年(1994)には「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産に登録されました。拝観路は山腹の展望所や湧き水「お茶の井」まで続き、30分ほどで巡れます。
見どころ
- 観音殿(銀閣・国宝):下層を心空殿、上層を潮音閣と呼ぶ二層の楼閣。室町時代の楼閣庭園建築を代表する建物で、寺の通称の由来になった。内部は非公開
- 東求堂(国宝):東山殿の造営当時から残る持仏堂。内部の書斎「同仁斎」は、付書院と違い棚を備えた現存最古級の四畳半の座敷として知られる
- 銀沙灘と向月台:方丈の前に白砂を波形に盛った銀沙灘と、円錐台形に盛った向月台。江戸時代後期に今の形に整ったとされる
- 庭園(特別史跡・特別名勝):錦鏡池を中心にした池泉回遊式の下段の庭と、山腹の上段の庭からなる。上段には崩れかけたような石組みの残る漱蘚亭跡や展望所がある
- 銀閣寺垣:総門から中門まで約50m続く竹垣の参道で、境内へ入る前の気持ちを整える空間とされる
参拝の案内
- 住所
- 〒606-8402 京都府京都市左京区銀閣寺町2
- アクセス
- 京都市バス5・7・32・102・203・204系統「銀閣寺道」下車
- 京都市バスEX100・105系統「銀閣寺前」下車
- 駐車場
- なし 寺に一般向けの駐車場・駐輪場はない。近くの京都市銀閣寺観光駐車場(普通車40台・バス12台、8:40〜17:10)の利用が案内されているが、繁忙期は入庫を断られることがある(公式)。料金は公式に記載なし
- 拝観時間
- 夏季(3月1日〜11月30日)8:30〜17:00、冬季(12月1日〜2月末日)9:00〜16:30
- 拝観料
- 参拝志納料 大人(高校生以上)1,000円、小・中学生500円(2026年4月1日改定。旧料金は大人500円・小中学生300円)。障がい者手帳等の提示で100円。秋の特別拝観は別に2,000円(公式)
- 御朱印
- 直書き・書き置き 16時までは御朱印帳に直書き、16時以降は書き置き。繁忙期は終日書き置きの日があり、2026年は10月31日〜11月3日、11月7・8日、14・15日、21〜29日、12月26日〜1月3日を書き置きのみと告知。2026年11月1日から秋限定御朱印を授与。納経料は公式で確認できず
- 混雑する時期
- 10月末〜11月の土日祝(11月21日〜29日は連日)と年末年始(12月26日〜1月3日)は、繁忙期として御朱印が終日書き置きのみになると公式に告知されている(2026年)
- 繁忙期は近くの市営観光駐車場(普通車40台)が満車で入庫を断られることがある(公式)
由緒・信仰
- 創建
- 延徳2年(1490)、室町幕府8代将軍足利義政の山荘「東山殿」を、その死後に禅寺としたのが始まり。開山は夢窓疎石とされるが、創建より前の人物のため名目上の開山(勧請開山)
- 主な行事
- 秋の特別拝観(2026年は11月1日〜12月5日。方丈・東求堂などをガイドの案内で拝観、各回約20名・当日申込順)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(9件・2026-10-21確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。