鎌倉の街の中心、若宮大路の突き当たりに鎮座する八幡宮で、応神天皇・比売神・神功皇后をまつっています。平安時代の康平6年(1063)に源頼義が由比ヶ浜近くにまつった八幡神を、治承4年(1180)に源頼朝がいまの場所へ遷し、鎌倉幕府とともに武家の守護神として栄えました。頼朝はこの社を起点に街づくりを進め、由比ヶ浜からまっすぐ延びる参道・若宮大路を整えたと伝わります。境内に入ると源平池や舞殿があり、大石段を上った先に江戸後期に建てられた本宮が建ちます。石段の上からは鎌倉の街並みを見下ろせます。頼朝の時代に始まった流鏑馬は今も9月の例大祭で奉納され、狩装束の射手が馬上から的を射抜きます。夏には著名人が揮毫したぼんぼりが参道を照らすぼんぼり祭も開かれます。
見どころ
- 本宮(上宮)と若宮(下宮)(重要文化財):大石段の上に建つ本宮は文政11年(1828)再建の流権現造。下には仁徳天皇などをまつる若宮がある
- 大石段と大銀杏:本宮へ上る正面の石段からは鎌倉の街を見渡せ、晴れた日は海や伊豆大島も望める。御神木の大銀杏は2010年3月に強風で倒れ、いまは根から伸びたひこばえと移植した親木が育っている
- 舞殿:静御前が義経を慕って舞ったと伝わる若宮廻廊の跡に建つ。下拝殿とも呼ばれ、祭事や結婚式が行われる
- 源平池:頼朝の命で造られた池。三つの島の源氏池と四つの島の平家池が向き合い、春は桜、夏は紅白の蓮が咲く。源氏池の島には旗上弁財天社がまつられる
- 若宮大路と段葛:由比ヶ浜から八幡宮へまっすぐ延びる約2kmの参道。頼朝が妻政子の安産を願って築かせたと伝わる
参拝の案内
- 住所
- 〒248-8588 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
- アクセス
- JR横須賀線・湘南新宿ライン「鎌倉駅」東口から徒歩約10分
- 江ノ島電鉄「鎌倉駅」から徒歩約10分
- 車は横浜横須賀道路「朝比奈IC」から県道204号で鎌倉方面へ約5km
- 駐車場
- あり 参拝者専用駐車場(普通車40台、9:00〜19:30、1時間まで600円・以降30分ごとに300円)。本殿でご祈祷を受けた人は駐車券提示で2時間無料。大型バス(10台、9:00〜17:00、1時間まで2,000円・以降30分ごとに1,000円)はWeb予約制で、土日祝は予約不可(公式)。1月1日〜3日は交通規制のため日中は使えない(るるぶ、2026年)
- 参拝時間
- 開門・閉門は通年6:00〜20:00(公式)。宝物殿は9:00〜16:00、鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムは10:00〜16:30(月曜休館)
- 拝観料など
- 境内の参拝は無料(紹介サイト)。宝物殿・鶴岡ミュージアムの拝観料は確認できず
- 御朱印
- 直書き・書き置き 受付は平日8:30〜17:00・土日祝8:30〜17:30で、直書きも受けるのは8:30〜16:30(紹介サイト、2026年9月時点)。それ以外の時間は書き置きのみと読めるが明記はない。初穂料は確認できず。公式サイトに御朱印の案内はない公式の案内が見つからず、参拝者の記録・紹介記事をもとにしています。
- 混雑する時期
- 正月三が日。1月1日〜3日は終日混雑し、交通規制のため日中は駐車場が使えない(るるぶ、2026年)
- ぼんぼり祭(8月、立秋の前日から9日まで)。約400点の書画のぼんぼりが参道に並び、夕方の点灯後は夜まで人出が多い(公式)
- 例大祭(9月14日〜16日)。16日の流鏑馬神事などに大勢が集まる(公式)
- 七五三(11月15日前後)。晴れ着の子どもと家族で境内がにぎわう(公式)
- 神苑ぼたん庭園の正月ぼたん・春ぼたんの時期は拝観者が多い(公式)
由緒・信仰
- ご祭神
- 応神天皇・比売神・神功皇后(総称して八幡大神)
- 社格など
- 旧国幣中社。もと神社本庁の別表神社で、2024年に神社本庁を離脱
- 創建
- 康平6年(1063)、源頼義が前九年の役から戻った際に京都の石清水八幡宮の分霊を由比郷鶴岡(いまの材木座)にまつったのが始まり。治承4年(1180)、源頼朝が現在の大臣山のふもとに遷した
- 主な行事
- 歳旦祭(1月1日)、御判行事(1月1日〜7日)
- 除魔神事(1月5日)
- ぼんぼり祭(8月、立秋の前日から9日まで)
- 例大祭(9月14日〜16日。15日に神幸祭、16日に流鏑馬神事と鈴虫放生祭)
- 七五三祈請祭(11月15日)
- 御鎮座記念祭(12月16日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(9件・2026-10-21確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。