京都・東山の七条に建つ、南北約120mの細長い本堂で知られる天台宗の仏堂です。正式には蓮華王院といい、妙法院が管理しています。平安時代末の長寛2年(1164)、院政を行っていた後白河上皇の御所の中に建てられたのが始まりで、平清盛が造営に協力したと伝わります。最初のお堂は鎌倉時代に焼失しましたが、文永3年(1266)に再建され、それが現在の国宝の本堂です。堂内には中央の大きな千手観音坐像を囲むように、等身大の千手観音立像1,001体が整然と並び、その前に二十八部衆と風神・雷神の像が控えます。仏像はすべて国宝に指定されており、その数と迫力は圧倒的です。江戸時代には本堂の縁で矢を射通す「通し矢」が盛んに行われ、その流れを受けた大的大会が今も1月に開かれています。
見どころ
- 本堂(国宝):鎌倉時代に再建された、南北約120mにおよぶ長大なお堂。中に本尊と1,001体の千手観音立像を安置する
- 千体千手観音立像(国宝):中央の本尊・千手観音坐像の左右に、等身大の千手観音立像が1,001体並ぶ。2018年の国宝指定を機に、博物館に預けていた像が戻り1,001体がそろった
- 二十八部衆像と風神・雷神像(国宝):観音を守る神々の像で、2018年に鎌倉時代の版画や研究をもとに本来の並びに戻された
- 南大門と太閤塀(重要文化財):桃山時代に建てられた門と、「太閤塀」と呼ばれる土塀。2021年には史料をもとに池泉回遊式の庭園も整備された
- 通し矢の歴史:本堂の西側の縁(約120m)で矢を射通す競技が江戸時代に盛んに行われ、その伝統を継ぐ大的大会が今も1月に開かれる
参拝の案内
- 住所
- 〒605-0941 京都府京都市東山区三十三間堂廻り町657
- アクセス
- 京阪本線「七条駅」2番出口から徒歩約7分
- 京都駅から京都市バス100・206・208系統で「博物館三十三間堂前」下車(約10分)
- 駐車場
- あり 約50台(うちバリアフリー2台)。予約不可。料金は公式に記載なし(公式)
- 拝観時間
- 4月1日〜11月15日 8:30〜17:00、11月16日〜3月31日 9:00〜16:00。受付は終了の30分前まで。年中無休(公式)
- 拝観料
- 一般600円、中高生400円、小学生300円(25名以上の団体は各50円引き)(公式)
- 御朱印
- 確認中公式の案内が見つからず、参拝者の記録・紹介記事をもとにしています。
- 混雑する時期
- 1月15日に近い日曜日の楊枝のお加持・大的大会の日は境内が無料公開され、終日にぎわう。全国から約2,000人が参加する弓道大会で、新成人の晴れ着姿の競技が京都の冬の風物詩として知られる(公式)
由緒・信仰
- 創建
- 長寛2年(1164)、後白河上皇の御所に造営。平清盛が造営に協力したと伝わる。建長元年(1249)の火災で焼失し、文永3年(1266)に後嵯峨上皇のもとで再建
- 主な行事
- 修正会(1月1日)
- 楊枝のお加持・大的大会(1月15日に近い日曜日)
- 節分会(2月3日)
- 春桃会(3月3日)
- 開山忌(5月3日)
- 五月会(5月14日)
- 成道会(12月8日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(7件・2026-10-21確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。