京都・祇園の東の端、四条通がぶつかる場所に朱色の楼門を構える神社です。素戔嗚尊を中心に、妻の櫛稲田姫命と子の八柱御子神をまつります。平安京ができる前から祀られていたとされ、9世紀に疫病が流行した際の祈りをきっかけに、都の疫病を鎮める社として崇敬を集めました。明治初めまでは「祇園社」と呼ばれ、門前町の祇園もその名に由来します。日本三大祭の一つ祇園祭はこの社の祭礼で、7月の1か月をかけて行われます。本殿は拝殿と一体の大屋根をもつ珍しい造りで国宝に指定。美容の御利益で知られる美御前社や縁結びの大国主社など境内社も多く、24時間お参りできるので、夜の提灯に照らされた境内を歩くのもおすすめです。
見どころ
- 本殿(国宝):承応3年(1654)に4代将軍徳川家綱の命で建てられた。本殿と拝殿を一つの入母屋屋根で覆う独特の「祇園造」で、令和2年(2020)に国宝となった
- 西楼門:四条通の突き当たりに建つ朱塗りの門。応仁の乱で焼けたのち明応6年(1497)に建て直された、境内で最も古い建物
- 舞殿:明治期に再建された建物で、祇園祭の期間は三基の神輿が置かれる。花街などから奉納された提灯が並び、結婚式や奉納舞踊の場にもなる
- 美御前社:美の神を祀る小社。脇に湧く「美容水」を肌に2〜3滴つけると身も心も美しくなるとされる
- 大国主社:縁結びの神として知られる大国主神を祀る社。そばには神話「因幡の白兎」で大国主神がウサギを助ける場面を表した石像が置かれている
参拝の案内
- 住所
- 〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側625
- アクセス
- 京阪本線「祇園四条駅」から徒歩約5分
- 阪急京都線「京都河原町駅」から徒歩約8分
- JR京都駅から京都市バス100・206系統「祇園」下車すぐ
- 駐車場
- なし 境内に駐車場はない。近隣の駐車場を利用(公式)
- 参拝時間
- 24時間参拝可能(閉門なし)。社務所の受付は9:00〜17:00
- 御朱印
- 直書き・書き置き 9:00〜16:00は持参の御朱印帳に直書き(御本社の手書き御朱印500円)、16時以降は用紙のみ。用紙(書き置き)は御本社300円、青龍・御神縁各500円、悪王子社・疫神社・美御前社・刃物社・大国主社・大神宮社・玉光稲荷社・北向蛭子社・冠者殿社・又旅社の各社300円で、計13種(公式)
- 御朱印帳
- オリジナル御朱印帳あり。蒔絵3,800円、紺3,000円、白・朱・水色2,500円、紋結青・桜・年中行事・おかげ参り1,500円(公式)
- 混雑する時期
- 大晦日のをけら詣りと正月の初詣。京都市消防局は令和4年(2022)の「八坂神社をけら詣り及び初詣」(1月1日〜5日、境内と円山公園)を、多数の人が集まる指定催しに指定した(令和3年12月10日の告示)
- 祇園祭の期間(7月1日〜31日)、特に神輿が出る7月17日・24日
由緒・信仰
- ご祭神
- 素戔嗚尊(中御座)、櫛稲田姫命(東御座)、八柱御子神(西御座)
- 社格など
- 旧官幣大社、神社本庁の別表神社、二十二社(下八社)の一社
- 創建
- 斉明天皇2年(656)に高麗から来朝した伊利之が素戔嗚尊を祀ったとする説と、貞観18年(876)に僧・円如が堂を建てたのが始まりとする説が伝わる。明治元年(1868)まで「祇園社」「祇園感神院」と呼ばれ、同年に八坂神社へ改称
- 主な行事
- 除夜祭・をけら詣り(12月31日19時。祭典後にをけら灯籠へ移された火を火縄で持ち帰る)
- 白朮祭(1月1日)
- 祇園のえべっさん(1月9日〜10日)
- 節分祈願祭(2月2日)・節分祭(2月3日)
- 例祭(6月15日)
- 大祓式・茅の輪くぐり(6月30日、12月31日)
- 祇園祭(7月1日〜31日。17日に前祭山鉾巡行と神幸祭、24日に後祭山鉾巡行・花傘巡行と還幸祭、31日に疫神社夏越祭)
- 観月祭(9月)
- 新嘗祭(11月23日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(9件・2026-10-19確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。