京都・東山の華頂山のふもとに広がる、浄土宗の総本山です。平安時代の終わり、念仏の教えを広めた法然が東山の吉水に草庵を結んだことに始まるとされます。江戸時代に入ると、徳川家康が永代の菩提所と定めて寺域を大きく広げ、秀忠・家光の三代にわたって巨大な伽藍が築かれました。入口に立つ国宝の三門は寺院の門として国内最大級で、石段の上には同じく国宝の御影堂が堂々と構えます。重さ約70トンの大鐘は、大晦日に17人がかりで撞く姿で知られ、年越しの風景として親しまれています。方丈の庭園や友禅苑、鶯張りの廊下などの「七不思議」もあり、広い境内を歩きながら見どころを探せます。
見どころ
- 三門(国宝):元和7年(1621)の建立。高さ約24mの二階二重の門で、現存する寺院の三門として日本最大級。楼上は特別公開の時期に入れる
- 御影堂(国宝):寛永16年(1639)に徳川家光が再建した本堂で、法然上人像を祀る。2020年に平成の大修理を終えて落慶法要が営まれた
- 大鐘楼の梵鐘(重要文化財):寛永13年(1636)に鋳造された高さ約3.3m・重さ約70トンの大鐘。大晦日には親綱1人・子綱16人の17人がかりで撞く
- 方丈庭園(国の名勝):江戸時代初めに作庭された池泉回遊式の庭で、「二十五菩薩の庭」がある。2021年に名勝に指定
- 知恩院の七不思議:歩くと鳥の声のような音が鳴る「鶯張りの廊下」や、御影堂の軒下に残る「忘れ傘」など、伽藍の各所に言い伝えが残る
参拝の案内
- 住所
- 〒605-8686 京都府京都市東山区林下町400
- アクセス
- 京都市営地下鉄東西線「東山駅」から徒歩約8分(京都駅からは烏丸御池駅で乗り換え)
- 京都駅から京都市バス206系統で「知恩院前」下車、徒歩約5分(約23分)
- 四条河原町から京都市バス31・46・201・203系統で「知恩院前」下車、徒歩約5分
- 京阪本線「祇園四条駅」から徒歩約10分
- 駐車場
- あり 山内駐車場はあるが、乗用車での来山は控えるよう案内しており、法要・納骨・墓参など寺に用事のある人向け(警備員が誘導)。観光の人は近隣の時間貸し駐車場(タイムズの光玄院跡・源光院前・古門前・新門南の4か所。台数・料金は記載なし)を利用。観光バスは三門前・黒門前のバスプール(120分3,000円)。バイク置き場なし(公式)
- 拝観時間
- 開門6:00〜16:00、各所の受付は9:00から。友禅苑の受付9:00〜16:00、方丈庭園の受付9:00〜15:50(共通券は15:20まで)。1月1日は5:30開門、御忌大会(4月19日〜25日)は5:00開門など行事日は変わる(公式)
- 拝観料
- 境内は無料。庭園は友禅苑 大人300円・小中学生150円、方丈庭園 大人400円・小中学生200円、共通券 大人500円・小中学生250円(公式)。秋のライトアップ(2026年は11月17日〜12月6日)は大人800円・小中学生400円(公式)
- 御朱印
- 直書き・書き置き 阿弥陀堂横の朱印所で授与。朱印(直書・書置)500円、掛軸700円、浄衣500円、重ね印500円。郵送対応なし(公式)。受付時間は公式に記載なし。三門楼上の特別公開(2026年10月31日〜11月13日)では限定の「宝冠釈迦如来」の御朱印(500円)あり(公式)
- 人が集まる行事
- 御忌大会(4月下旬の8日間)
- 除夜の鐘(12月31日)と試し撞き(12月27日)
- 秋の夜間ライトアップ(2026年は11月17日〜12月6日)
- 三門楼上の特別公開(2026年は10月31日〜11月13日)
由緒・信仰
- ご本尊
- 法然上人像(御影堂)、阿弥陀如来(阿弥陀堂)
- 創建
- 承安5年(1175)、法然が東山吉水に結んだ草庵に始まるとされる。江戸時代初めに徳川家康が永代の菩提所と定めて寺地を広げ、秀忠・家光の代に現在の伽藍が整えられた
- 主な行事
- 修正会(1月1日)
- 御忌大会(4月18日〜25日。2026年)
- 萬部会(10月23日〜25日)
- 十夜会(11月5日〜6日)
- 除夜の鐘 試し撞き(12月27日)
- 除夜の鐘(12月31日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(7件・2026-10-21確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。