江戸幕府を開いた徳川家康を神としてまつる神社で、日光山内の杉木立の中に鎮座しています。元和3年(1617)、家康の遺言に従って静岡の久能山から遺骸が移され、二代将軍秀忠のもとで創建されました。いま見られる華やかな社殿の多くは、孫の家光が寛永13年(1636)に1年5か月ほどで建て替えたもので、国宝8棟を含む建物群が並びます。数百の彫刻で埋め尽くされた陽明門、白く輝く唐門、「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿、左甚五郎の作と伝わる眠り猫など、細部の装飾が見どころです。眠り猫の先の長い石段を上ると、家康の墓所である奥宮にたどり着きます。平成11年(1999)には、二荒山神社・輪王寺とともに「日光の社寺」として世界遺産に登録されました。5月と10月の祭礼では、鎧武者などに扮した千人規模の行列が参道を進みます。
見どころ
- 陽明門(国宝):500を超える彫刻で飾られた門。日が暮れるのも忘れて見入ってしまうことから「日暮の門」の別名をもつ
- 唐門と御本社(国宝):胡粉で白く塗られた唐門の奥に、拝殿・石の間・本殿が一体になった御本社が建つ。東照宮の中心となる社殿
- 神厩舎の三猿(重要文化財):神馬をつなぐ厩の長押に「見ざる・言わざる・聞かざる」の猿の彫刻がある
- 眠り猫と奥宮:左甚五郎の作と伝わる眠り猫(国宝)が奥宮への入口を守り、その先の石段を上ると家康の墓所である奥宮(重要文化財)がある
- 五重塔(重要文化財):慶安3年(1650)に小浜藩主が奉納し、文化12年(1815)の焼失後、文政元年(1818)に再建された
参拝の案内
- アクセス
- JR日光線「日光駅」・東武日光線「東武日光駅」からバスで約10分「西表参道」下車、徒歩約10分(日光市観光協会)
- 東武浅草駅から特急けごんで東武日光駅まで約1時間50分、JR新宿駅から特急日光で約2時間(公式)
- 車は日光宇都宮道路「日光IC」から約2km。紅葉などの混雑期は「今市IC」で降りて臨時駐車場を使う方法が勧められている
- 駐車場
- あり 東照宮大駐車場(普通車200台、年中無休、1回600円・マイクロバス1,200円・大型バス2,000円。普通車は予約不要)(公式)。混雑期には大谷川左岸河川敷などに無料の臨時駐車場(9:00〜17:00、約280台予定、社寺まで徒歩約25分)が開かれる(日光市観光協会、2026年版)
- 参拝時間
- 4月1日〜10月31日は9:00〜17:00、11月1日〜3月31日は9:00〜16:00。受付は閉門の30分前まで(公式)
- 拝観料など
- 東照宮のみ大人・高校生1,600円、小中学生550円。宝物館との共通券は大人・高校生2,400円、小中学生870円。宝物館のみ1,000円・400円、美術館のみ800円・400円。35名以上の団体割引あり(公式)
- 御朱印
- 授与あり(形式は確認中) 公式サイトの拝観案内・施設案内・トップには御朱印の案内がない。マップルの施設情報の料金欄に「御朱印=400円」とある(拝観料が旧額の大人1,300円だった時期の掲載で、現在の初穂料は未確認)。授与場所・時間・直書き/書き置きの別は確認できず公式の案内が見つからず、参拝者の記録・紹介記事をもとにしています。
- 混雑する時期
- 紅葉の時期(10月中旬〜11月中旬)。東照宮周辺の見頃は11月上旬〜中旬で、ピーク時は平日も渋滞し、駐車場の開場待ちで朝7時から車が並ぶこともある(日光市観光協会)
- ゴールデンウィーク・年末年始などの長期休暇。東武日光駅から神橋にかけての国道119号が混みやすく、時間帯は9:00〜15:00が目安(日光市観光協会)
- 初詣。元日は0時から1時30分ごろまで陽明門前まで開放される(るるぶ、2026年の初詣情報)
由緒・信仰
- ご祭神
- 徳川家康(東照大権現)。相殿に豊臣秀吉・源頼朝
- 社格など
- 旧別格官幣社。昭和60年(1985)に神社本庁を離れた単立神社
- 創建
- 元和3年(1617)、前年に亡くなった徳川家康を遺言により久能山から日光へ移し、二代将軍秀忠らの参列のもと東照社として鎮座。正保2年(1645)に宮号を受けて東照宮となった。今の主な社殿は寛永13年(1636)に三代将軍家光が造り替えたもの
- 主な行事
- 歳旦祭(1月1日)
- 春季例大祭(5月17日・18日。17日は神事流鏑馬、18日は渡御祭「百物揃千人武者行列」)
- 秋季祭(10月16日は神事流鏑馬、17日は渡御祭「百物揃千人武者行列」)
- 日光剣道大会(8月17日・18日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(11件・2026-10-21確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。