奈良市の西ノ京にある法相宗の大本山です。天武天皇が皇后の病の回復を願って680年に建立を発願し、まず藤原京に造られ、平城京への遷都とともに今の場所へ移ったと伝わります。奈良時代には都を代表する大寺のひとつに数えられましたが、たび重なる災害や戦火で多くの堂塔を失い、創建当時の建物として残るのは東塔だけです。昭和に入って写経による寄進を募る復興が始まり、金堂や西塔、大講堂などが次々と再建され、白鳳時代の伽藍の姿がよみがえりました。金堂の薬師三尊像や東院堂の聖観音像など国宝の仏像を拝めるほか、春と秋の特別公開では玄奘三蔵院の壁画も見られます。1998年には「古都奈良の文化財」の一つとして世界遺産に登録されています。
見どころ
- 東塔(国宝):創建当時から残る唯一の建物で、各層に裳階(もこし)を付けた独特の姿。平成の解体修理を経て、2023年4月に落慶法要が営まれた
- 金堂と薬師三尊像(国宝):金堂は1976年に再建され、白鳳期の銅造の薬師三尊像を本尊として安置する
- 白鳳伽藍の復興:1968年に始まった写経勧進により、金堂・西塔・中門・大講堂・食堂などが昭和〜平成に再建され、創建時の伽藍の姿がよみがえった
- 玄奘三蔵院伽藍:玄奘三蔵をまつる伽藍(1991年建立)。平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」があり、特別公開の時期に拝観できる
- 東院堂の聖観世音菩薩立像(国宝)と仏足石(国宝)
参拝の案内
- 住所
- 〒630-8563 奈良県奈良市西ノ京町457
- アクセス
- 近鉄橿原線「西ノ京駅」から徒歩約1〜2分
- 奈良交通バス「薬師寺」下車、徒歩約2分(Wikipedia)
- 駐車場
- あり 寺の南側に有料駐車場がある(紹介記事JEEPE)。1回ごとに普通車800円、中型車2,500円、大型車3,000円、バイク200円。入庫は8:45〜17:15(最終入庫16:20)(公式、令和6年3月時点)
- 拝観時間
- 9:00〜17:00(受付は16:30まで)(公式、令和6年3月1日から)
- 拝観料
- 通常拝観(金堂・大講堂・東院堂): 大人1,000円、中高生600円、小学生200円(25名以上の団体割引あり)(公式、令和6年3月1日から)。玄奘三蔵院伽藍・西僧坊は特別公開のときに公開され、2026年秋の特別公開(10月24日〜11月8日)は特別公開券が別に大人1,000円・中高生500円・小学生100円(公式)
- 御朱印
- 授与あり(形式は確認中) 境内の納経所で受けられる(紹介記事JEEPE)。受付時間・納経料・直書き/書き置きの別は確認できず公式の案内が見つからず、参拝者の記録・紹介記事をもとにしています。
- 人が集まる行事
- 修二会 花会式(3月25日〜31日)
- 春の三大壁画特別公開(4月25日〜5月10日ごろ)
- 秋の特別公開(10月下旬〜11月上旬)
由緒・信仰
- 創建
- 天武天皇9年(680)、天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を願って発願。藤原京で造営され、平城京遷都(710)にともない現在地へ移った
- 主な行事
- 修正会・吉祥天女像開扉(1月1日〜3日)
- 修二会 花会式(3月25日〜31日。25日に柴燈大護摩、31日に鬼追い式)
- 三大壁画特別公開(4月25日〜5月10日、令和8年予定)
- 玄奘三蔵会大祭(5月5日。参列は招待者のみ)
- 柴燈大護摩・天武忌・万燈会(10月8日)
- 秋の特別公開(10月24日〜11月8日、令和8年予定)
- 慈恩会(11月13日)
- 縁日(毎月5日 玄奘縁日・8日 薬師縁日・第3日曜 弥勒縁日)
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参考にした資料(7件・2026-10-21確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。