奈良市西ノ京にある律宗の総本山で、世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産のひとつです。多くの苦難の末に来日した唐の高僧・鑑真が、東大寺で過ごしたのち、天平宝字3年(759)に新田部親王の旧宅地を与えられ、戒律を学ぶ僧のための道場として開きました。はじめは講堂などがあるだけの私寺でしたが、鑑真の弟子たちによって伽藍が整えられ、奈良時代に建てられた金堂と講堂が今も並んでいます。金堂には本尊の盧舎那仏坐像が祀られ、平城宮の建物を移した講堂は宮廷建築を知る手がかりとして貴重です。鑑真をかたどった国宝の坐像は、毎年6月の開山忌のころに御影堂で公開されます。
見どころ
- 金堂(国宝):奈良時代後半の建立で、当時の寺院の金堂として今に残る唯一の建物とされる。鑑真の弟子の如宝の尽力で完成したと伝わり、2000年から平成の大修理が行われた。本尊の盧舎那仏坐像を安置する
- 講堂(国宝):平城宮の東朝集殿を移して改造した建物で、奈良時代の宮廷建築を伝える唯一の遺構とされる
- 鑑真和上坐像(国宝):日本最古の肖像彫刻といわれる。御影堂に安置され、鑑真の命日(6月6日)をはさむ開山忌の期間に特別公開される
- 御影堂の障壁画:日本画家の東山魁夷が1971〜1982年に手がけ、鑑真に故郷の風景を捧げる趣旨で描いた
- 季節の花:春の梅や桜、初夏の瓊花、夏の蓮、秋の萩など、境内では季節ごとに花が咲く
参拝の案内
- 住所
- 〒630-8032 奈良県奈良市五条町13-46
- アクセス
- 近鉄橿原線「西ノ京駅」から徒歩約8分
- 奈良交通バス「唐招提寺」または「唐招提寺東口」下車
- 駐車場
- あり 乗用車150台、有料。乗用車は60分550円、以降30分ごとに110円(バスは2時間まで2,420円、以降60分ごとに550円)。8:00〜18:00(公式)
- 拝観時間
- 8:30〜17:00(受付16:30まで)(公式)
- 拝観料
- 境内:大人・大学生1,000円、高校生・中学生400円、小学生200円。新宝蔵は別に大人200円。国宝 鑑真和上坐像の特別公開は大人1,000円。特別展は別料金(公式、令和2年4月改定)
- 御朱印
- 確認中公式の案内が見つからず、参拝者の記録・紹介記事をもとにしています。
- 人が集まる行事
- 開山忌の御影堂特別公開(6月5日〜7日)。2026年は堂内を1時間あたり約250名に制限し、個人は当日配布の整理券で入場する方式だった(公式)
- 梵網会のうちわまき(5月19日、15時ごろ)
- 釈迦念仏会の礼堂内陣特別拝観(10月21日〜23日)
由緒・信仰
- 創建
- 天平宝字3年(759)、唐から渡来した鑑真が、新田部親王の旧宅地を賜って戒律を学ぶ人のための道場を開いたのが始まり
- 主な行事
- 梵網会・うちわまき(5月19日。鼓楼から縁起物のうちわがまかれる)
- 開山忌・御影堂特別公開(6月5日〜7日)
- 観月讃仏会(旧暦8月14日〜16日)
- 釈迦念仏会(10月21日〜23日。礼堂内陣の特別拝観あり)
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参考にした資料(6件・2026-10-22確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。