神社とお寺のおまいり帖

地図 / 京都府

寺院国宝重要文化財

高山寺

こうさんじ

京都市右京区の栂尾の山中にある寺で、高雄の神護寺、槙尾の西明寺とともに「三尾」と呼ばれる紅葉の名所の一角です。奈良時代に始まるともいわれますが、鎌倉時代の建永元年(1206)に明恵上人が後鳥羽上皇から土地を与えられて再興したことで、いまの寺の歴史が始まりました。華厳の教えを重んじた明恵上人ゆかりの寺として多くの典籍や美術品を伝え、なかでも動物たちを生き生きと描いた鳥獣人物戯画はよく知られています。国宝の石水院は上人の時代から残る唯一の建物とされ、縁先から山並みを見渡せます。栄西から譲られた茶の種を植えたと伝わる茶園も残り、世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産にも登録されています。

見どころ

  • 石水院(国宝):明恵上人の時代から残る唯一の建物とされ、住まいの造りを伝える。後鳥羽上皇の勅額と伝わる「日出先照高山之寺」の額があり、南の縁からは向かいの山を眺められる
  • 鳥獣人物戯画(国宝):擬人化した動物などを墨で描いた4巻の絵巻で、高山寺に伝わる。原本は東京・京都の国立博物館に寄託され、寺では模本を見られる
  • 日本最古の茶園:明恵上人が栄西から贈られた茶の種を植えたと伝わる茶園。毎年5月中旬に茶摘みが行われる
  • 開山堂と明恵上人御廟:開山堂に明恵上人の木像(重要文化財)を安置し、近くに上人の墓所と宝篋印塔(重要文化財)がある
  • 表参道:石段の脇に富岡鉄斎の筆による石碑が立ち、石敷きの意匠が美しい参道。紅葉の時期は木々がトンネルのようになると紹介されている

参拝の案内

住所
〒616-8295 京都府京都市右京区梅ヶ畑栂尾町8
アクセス
  • JR京都駅からJRバス高雄・京北線(栂ノ尾・周山行)で約55分、「栂ノ尾」下車
  • 京都市営地下鉄「四条駅」から市バス8系統で約50分、「栂ノ尾」下車
駐車場
あり 栂ノ尾バス停近くの市営駐車場50台。無料だが11月のみ有料(金額は記載なし)(公式)
拝観時間
8:30〜17:00(公式)
拝観料
石水院:一般1,000円・小学生500円(障がい者・修学旅行生600円)。秋期は別に入山料500円(公式)
御朱印
授与あり(形式は確認中) 授与あり(GOOD LUCK TRIP、2026年7月更新)。受付場所・時間・納経料・直書き/書き置きの別は確認できず公式の案内が見つからず、参拝者の記録・紹介記事をもとにしています。
混雑する時期
  • 紅葉の時期(例年11月ごろ)。石水院が混み合う一方、ほかの場所は比較的ゆっくり見られると紹介されている(関西ウォーカー、2020年11月)。秋期は入山料がかかり、駐車場も11月は有料になる(公式)

由緒・信仰

正式名称
栂尾山 高山寺
ご本尊
釈迦如来(金堂)
宗派
単立(真言宗系。1966年に真言宗御室派から離脱)
創建
奈良時代にさかのぼるともいわれ、もとは神護寺の別院。建永元年(1206)、明恵上人が後鳥羽上皇から寺域と勅額を賜って高山寺として再興した
主な行事
  • 明恵上人生誕会(1月8日)
  • 明恵上人命日忌法要(1月19日)
  • 釈迦涅槃会(2月15日)
  • 釈迦誕生会・仏生会(4月8日)
  • 茶摘み(5月中旬)
  • 献茶式(11月8日)
公式サイト
kosanji.com
参考にした資料(7件・2026-10-22確認)

参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。

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