神社とお寺のおまいり帖

地図 / 京都府

神社重要文化財

伏見稲荷大社

京都・伏見の稲荷山のふもとに広がる、全国に約3万あるといわれる稲荷神社の総本宮です。奈良時代の和銅4年(711)に稲荷大神がこの山に降り立ったと伝わり、古くからこの地の豪族・秦氏とのゆかりが語られてきました。もとは稲作の神として、のちには商売や暮らしを守る神として広く信仰され、「お稲荷さん」の名で親しまれています。境内の入口には豊臣秀吉が造営したと伝わる大きな楼門が建ち、その奥に室町時代に再建された本殿が構えます。奥社へ向かう参道には、参拝者が奉納した朱の鳥居がトンネルのように続き、千本鳥居として国内外の旅行者を集めています。さらに稲荷山全体が神域で、峰々をめぐる「お山めぐり」では、数多くのお塚と鳥居の間を歩いて山上の社を巡拝できます。

見どころ

  • 千本鳥居:崇敬者が願いと感謝をこめて鳥居を納める習わしが江戸時代に始まり、奥社へ向かう参道に朱の鳥居がすき間なく並ぶ名所となった
  • 楼門:天正17年(1589)に豊臣秀吉が造営したと伝わる。神社の楼門としては最大級の規模
  • 本殿(重要文化財):明応8年(1499)の再建で、「稲荷造」と呼ばれる大型の社殿。懸魚の金の縁取りや垂木先の飾り金具が華やか
  • 奥社奉拝所とおもかる石:千本鳥居を抜けた先の「奥の院」。灯籠の頭の石を持ち上げ、思ったより軽ければ願いがかなうとされる試し石がある
  • 稲荷山のお山めぐり:標高233mの神体山に峰が連なり、山中には数万基といわれるお塚が祀られる。熊鷹社のそばの新池には、行方知れずの人を捜すとき手を打ち、こだまが返った方向に手がかりがあるという言い伝えも

参拝の案内

住所
〒612-0882 京都府京都市伏見区深草薮之内町68
アクセス
  • JR奈良線「稲荷駅」下車すぐ(京都駅から約5分)
  • 京阪本線「伏見稲荷駅」から東へ徒歩約5分
  • 京都市バス南5系統「稲荷大社前」下車、東へ徒歩約7分
駐車場
あり 境内駐車場あり。12月30日〜1月6日は閉鎖(公式)。台数・料金は公式に記載がなく、紹介サイト(ウォーカープラス、2026年4月時点)では250台・無料
参拝時間
参拝は終日可能(紹介サイト)。授与所は8:30〜16:30(紹介サイト)。2026年の正月は1月7日まで御祈祷・授与所の開所時間を延長した(報道)
拝観料など
入場無料(紹介サイト)
御朱印
授与あり(形式は確認中) 授与所で受けられる。受付は8:30〜16:30(紹介サイト)。2026年の正月は別に御朱印の授与所を設け、書き置き(朱印用紙)のみの対応とした(報道)。初穂料・通常期の直書き/書き置きの別は確認できず公式の案内が見つからず、参拝者の記録・紹介記事をもとにしています。
混雑する時期
  • 正月三が日の初詣。近畿の社寺で最も多くの初詣客を集めるとされる(Wikipedia、2010年時点で全国4位)。12月31日〜1月5日は周辺で交通規制があり、境内前の本町通は歩行者専用になる。12月30日〜1月6日は境内駐車場を閉鎖(公式・報道)

由緒・信仰

正式名称
伏見稲荷大社
ご祭神
宇迦之御魂大神(下社)、佐田彦大神(中社)、大宮能売大神(上社)、田中大神、四大神の五柱(総称して稲荷大神)
社格など
旧官幣大社、式内社(名神大社)、二十二社(上七社)の一社。現在は神社本庁に属さない単立神社。全国約3万社の稲荷神社の総本宮
創建
奈良時代の和銅4年(711)2月の初午の日に、稲荷大神が稲荷山に鎮座したと伝わる。秦氏が祖霊を祀ったのが始まりとする縁起がある
ご利益
五穀豊穣商売繁昌家内安全諸願成就
主な行事
  • 初午大祭(2月の初午の日)
  • 稲荷祭(4月20日に近い日曜日の神幸祭〜5月3日の還幸祭)
  • 講員大祭(10月、スポーツの日の前々日・前日)
  • 献茶祭(10月24日)
  • 抜穂祭(10月25日)
  • 献花祭(11月1日)
  • 火焚祭(11月8日)
公式サイト
inari.jp
参考にした資料(8件・2026-10-19確認)

参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。

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